1995~1997年のわずか3年間、G320に搭載していた3200ccの直列6気筒M104エンジンをAMGがチューンして3600ccにボアアップしたG36が販売されていました。
重い車重に対応すべく高回転型からトルク重視型にデチューンされており、最大出力は258馬力となっています。当時の正規インポーターであったヤナセ傘下のAMGジャパンでは90台程度しか輸入されておらず、うちショートボディーは1/3程度のため希少性が高いモデルです。
ショック・スプリング・排気系すべてがAMG専用で、内装はAMGの専用260kmメーター(1997年モデルは280kmメーター)とウッドパネルにAMGロゴと創設者のサインがプリントされ、ボディー両側面に蛇を模したAMGデザインのストライプとAMGロゴが入っているのも特徴です。
グレード | エンジン | 排気量 | 最高出力/ 最大トルク |
変速機 | 生産期間 |
---|---|---|---|---|---|
G36AMGロング | 104E36型 直列6気筒 DOHC | 3605cc | 258ps/36.2kgm | 4速AT | 1995年10月~ 1998年11月 |
G36AMG |
しなやかでシャープなハンドリングを生むAMGサスペンションや、スポーツエキゾーストシステムの融合により、クロスカントリービークルとしての最上のスペックを持ち、さらにオンロード性能と快適性を極め、極限のパワーを得ています。
エクステリアは、チタニウムグレーの18インチAMG軽量アルミホイールやディスチャージ・ヘッドランプなどを標準装備し、SUVとは思えない洗練された内装に仕上がっています。さりげなくこのクルマがAMGであることを知らせるAMGロゴメーターパネル、そしてスケールアップされたスピードメーター、さらに人間工学設計の本革シートなどディテールまでこだわりが感じられます。
ハイパフォーマンスモデルG55AMGロングには、18インチワイドタイヤ+ワイドフェンダー装着。AMG 5スポークアルミホイールやシルバー仕上げのフロントグリル、AMGロゴをあしらったサイドプロテクションモールを採用。
グレード | エンジン | 排気量 | 最高出力/ 最大トルク |
変速機 | 生産期間 |
---|---|---|---|---|---|
G55AMGロング | 113E50型 V型8気筒 SOHC | 5438cc | 353ps/53.5kgm | 5速AT | 1998年12月~ 2004年8月 |
113E55型 V型8気筒 SOHC スーパーチャージャー | 476ps/71.4kgm | 2004年9月~ 2006年10月 |
|||
500ps/71.4kgm | 2006年11月~ 2009年2月 |
||||
G55AMGロング | 113型 V型8気筒 SOHC スーパーチャージャー | 5438cc | 507ps/71.4kgm | 2009年3月~ 2012年7月 |
大幅改良を遂げた2012年モデルをベースに、AMGが高性能化を図ったモデル。
AMGが開発した5.5リットルV型8気筒ツインターボエンジンを採用。
最大出力544ps/5500rpm、最大トルク77.5kgmを引き出します。
G55AMGと比較して、37ps、6.1kgmパワーアップ。0-100km/h加速は5.4秒、最高速は210km/h(リミッター作動)の実力です。
グレード | エンジン | 排気量 | 最高出力/ 最大トルク |
変速機 | 生産期間 |
---|---|---|---|---|---|
G63AMGロング | 157型 V型8気筒 DOHC ツインターボチャージャー付 | 5461cc | 544ps/77.5kgm | 7速AT | 2012年8月~現在 |
G63AMGからさらなるパフォーマンス向上を追求したのが、G65 AMG。6.0リットルV型12気筒ツインターボユニットは、最大出力612ps/4300-5600rpm、最大トルク102kgm/2300-4300rpmという強力さ。0-100km/h加速5.3秒、最高速230km/h(リミッター作動)の性能を実現。
内外装は、AMG流儀の仕上がり。専用ボディキットやアルミホイール、「デジーノ」と呼ばれるレザー内装などが装備され、エクスクルーシブな雰囲気が強調されています。
グレード | エンジン | 排気量 | 最高出力/ 最大トルク |
変速機 | 生産期間 |
---|---|---|---|---|---|
G65AMGロング | 279型 V型12気筒 SOHC ツインターボチャージャー付 | 5980cc | 612ps/102.0kgm | 7速AT | 2012年8月~現在 |